(前回の更新,去年の7月だよ・・・orz)
もう少しXperiaを現役で使いたいよなーと思いながら何気なくAndroid系の雑誌を読んでいたら・・・という話はどうでも良いんだよなw
Xperiaは,Android OS 1.6が入った製品として販売され,後に2.1,擬似マルチタッチ対応2.1とアップデートがなされてきた.そして,ソニー・エリクソンより,今年の第2四半期終わり~第3四半期前半(6月~7月?)にも2.2を飛ばして2.3にアップデートされるとのニュースも流れてきた(※1).ただし,これはあくまでもGlobal版(X10)の話なので,ドコモのSO-01Bに対しても行われるかは未定(2011年5月10日現在).
※1:Update on Xperia™ X10 | Product Launch Blog
これはユーザーが長い間待ち続けた朗報であるが,アップデートまでは動作もっさりの2.1のままだし,日本でもアップデートがなされるかどうかは分からないため,いち早くFlashによる快適なWebブラウジングをしたい,隅々までカスタマイズしたい,という世界中の有志がすでに改造版Android OSを作ってしまったw
それらはカスタムROMと呼ばれ,その種類は確認しているものだけでも10種類を超える.中には,多少動作が不安定であっても動作速度を最大まで上げたものや,安定して作られたものなどがあり,それらによってXperia X10はますます使いやすくなる.
というわけで,表題の通り,「XperiaにカスタムROMを導入しよう」シリーズを全9回にわたって書いていく.
※注意※
・これから紹介する行為はすべて非公式
・カスタムROMを導入→不具合→サポート×
・分からないことがあればggrks・自己責任
■root化
Androidは一般にOSであると認識されている(ここでは便宜上一般と同様にOSと認識する)が,実際はLinuxカーネル上で動くフレームワークであるから,一般のディストリビューションと同様にroot権限が存在する.
一度でもOSを勉強したことがある人なら分かると思うが,システムファイルや設定を変更するときは大抵root権限(Windowsで言うAdministrator権限)が必要となってくる.Androidでもそう.OS部分などを改変するわけであるから,当然rootを取る必要がある,
カスタムROMの導入に限らず,root化は非常に有用なソフトを入れる際に要求されることもある.例えば,本ブログでも紹介するバックアップ(準備編2で解説)アプリの決定版Titanium Backup ★ rootや,テザリング(考察編2で解説)アプリのBarnacle Wifi Tetherなどがそうである.
早速,root化の手順を記す.ただし,Windows PCがあり,XperiaにはAndroid 2.1(マルチタッチ)が導入されているものとする.
※xda developersサイトよりファイルをダウンロードすることが多いので,無料アカウントを取っておくことをおすすめする.
①(PC)xdaより「X10 Flashtool version 0.2.9.1」をダウンロード,X10FlashTool.exeを実行.
②(X)Xperiaの「設定」→「アプリケーション」→「開発」→「USBデバッグ」にチェックを入れる.
③XperiaをPCに接続して,(PC)FlashToolウインドウ内の「Root」をクリック.
④Xperiaが再起動し,(X)ドロワー(アプリ一覧)の中に「Superuser」アプリがあればroot化完了.
うーん,root化,簡単!
FlashToolでroot化が不可能であれば,「SuperOneClick」を試してみるのもアリ.
■BusyBox導入
簡単に説明すると,これはシステムの内部までいじるのに必要なUNIXコマンドなどが入っている,root化と同時に入れるべきアプリ.
※このアプリはAndroidマーケットより入手可能.
①(X)「マーケット」アプリを起動し,「BusyBox」と検索.
②(X)検索結果中の「BusyBox」アプリをインストール.
③(X)BusyBox(インストーラー)を起動し,画面真ん中上ほどに「Your phone is rooted」と書かれていれば正しくroot化されている.
④(X)画面下部の「Install」ボタンをタップ,BusyBoxをインストール.「Status: Waiting...」が「Status: Done!」となればBusyBoxインストール完了.
準備編2では,カスタムROM導入で最も重要なバックアップソフトであるxRecoveryについて書いていく.
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